賃貸物件のエアコンは交換できる？勝手に交換するとどうなるのかも解説

多くの賃貸物件には備え付けのエアコンが設置されていますが、なかには古い型の製品であるケースや、使用中に故障してしまうケースもあるかと思います。
このような場合、新しい製品に交換できるのでしょうか？
この記事では、賃貸物件のエアコンは交換できるのか、故障した際に確認すべきポイント、勝手に交換するとどうなるのか、を解説します。

賃貸物件のエアコンは交換できる？

賃貸物件に設置されているエアコンは原則として備え付けで、管理者の所有物です。
そのため不具合が発生した場合は、管理会社や大家に連絡して対応を依頼するのが一般的です。
ただしエアコンが残置物として扱われている場合は、状況が異なるため注意してください。
残置物とは、前の入居者が残していったもので、管理者は性能保証や修理義務を負いません。
残置物は通常どおり使用できますが、修理や交換は基本的に自己負担となります。
それでも新しいものに変えたい場合は契約内容を確認のうえ、管理者に相談して許可を得るようにしましょう。

▼この記事も読まれています
賃貸物件の「駅徒歩10分」はどれくらいの距離？実際に10分で着く？

賃貸物件のエアコンが故障した際に確認すべきポイント

故障したと感じた場合、修理依頼をする前にいくつか確認すべきポイントがあります。
まずはリモコンの電池が切れていないか、確認してみてください。
新しい電池に換えても正常に動作しない場合は、リモコンに不具合がある可能性があります。
一通りボタンを押して確認してみましょう。
続いて、室外機に異常がないかチェックしてみてください。
室外機の前に障害物がある場合や、直射日光が当たる場所に置かれている場合は、排熱が阻害されて冷房効率が下がっている可能性があります。
室外機が高温になりすぎないように日陰を作るなど、周囲の環境を整えてみてください。
冬場に冷風しか出ない場合は、霜取り運転が作動している可能性があります。
機能中は一時的に暖房が停止するため、故障と誤解しやすいので注意してください。
霜取り運転であれば、10～20分程度で自動的に通常運転に戻ります。

▼この記事も読まれています
賃貸物件の2年契約は途中解約できるの？違約金や注意点について解説

賃貸物件のエアコンを勝手に交換するとどうなるのか

先にお伝えしたとおり、賃貸物件に設置されているエアコンは多くの場合、大家や管理会社の所有物です。
そのため勝手に取り替えてしまうと自己負担となるうえ、原状回復義務の対象となってしまう場合があります。
換えたい場合は勝手におこなうのは避け、必ず大家や管理会社に相談するようにしてください。
契約内容にもよりますが、古く使いづらいエアコンだった場合、無償で交換してもらえる可能性があります。

▼この記事も読まれています
賃貸借契約の「鍵交換費用」は誰が負担すべき？注意点も解説

まとめ

賃貸物件に設置されている備え付けのエアコンは、大家や管理会社の所有物であるため、連絡して交換してもらうのが一般的です。
故障したと感じた場合は連絡する前に、リモコンや室外機、霜取り運転の作動などを確認し、壊れているのかを確かめておきましょう。
勝手に交換してしまうと、交換費用が自己負担になるばかりか、原状回復義務の対象とみなされてしまうおそれがあります。
大阪市城東区周辺の不動産情報ならクラスモ深江橋店にお任せください。
「くらし・もっと・たいせつに」をモットーにお客様のご要望に真摯にお応えします。
ぜひ、お気軽にご相談ください。